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【新しいTAMAYAのスーツ④】“フロントダーツのないフィレンツェモデル“

  • 2024年11月6日
  • 読了時間: 3分

NEW TAMAYA SUIT ④

“フロントダーツのないフィレンツェモデル“


本日も新モデルのフィレンツェモデルをご紹介します!

イタリアのスーツと一言でいっても、北からミラノ、フィレンツェ、ローマ、ナポリと都市によってスタイルは様々。英国サヴィルロウに比べ、“個”の色が強く反映されるイタリアでは同じ都市のテーラーでも趣向が変わってくるため、“フィレンツェのスーツは全てこれだ”という訳ではないのですが…

フィレンツェのエッセンスを存分に堪能できるような一癖のある仕上がりになりましたので、洋服好きの方は是非最後までご覧いただけますと幸いです!


・フロントダーツのない”二面体構成”




フロントダーツを廃し、バストとヒップのシルエット形成は脇ダーツ1つで構成された前見頃はフィレンツェの伝統的な仕立てです。

通常スーツは身体の形を作りやすくするため、前身頃、脇身頃 (細腹) 、後身頃の3パーツと、フロントダーツを入れてシルエットを丸みを帯びた立体的に作るところを、フィレンツェモデルはその重要なフロントダーツを無くした前身と後身の2枚で、同等のシルエットを作り上げようというのが“凄い”ポイントになります!




通常フロントダーツを取らなければ前身に立体感は生まれません。

なのにどうやって胸からウエストにかけて立体感を出すのかというと脇でとったダーツ分量をアイロンワークで前側に持ってくるという“クセ処理”をおこない解決させます (簡単に書いていますがクセ処理は技術が必要で、どこの工場でも出来るものではありません) 。この処理によって前側にも立体感が生まれ、シルエットを作りあげる事ができます。

二面体は平面的に仕上がりやすいなか、流石職人のクセ取り技術により丸く立体的に仕上がっていて、満足のいった仕上がりです。紳士服である以上、適切なゆとりを設けて着心地が良く、見栄えも良い事が大切です。


“ダーツは傷である”という洋裁の一つの考え方からいうと、非常にテクニカルで上等な仕立てといえるのがフィレンツェモデルです。

見た目の部分でいうと、ダーツや切替え線の硬さが生まれない事で、柔らかい包み込むようなシルエットを作り上げることができるのが優位な点です。格子柄や縞柄などの柄ものは柄の繋がりがより分かりやすくなるのでオススメです!


・ラペルから”自然に繋がる”フロントカット


強いボリューム感ではなく、一歩引いた控えめな曲線美と自然な丸みを求めました。ラペルから自然に繋がるフロントカットも連続性を生み出すディテールの一つです。

広めの肩幅から少し弧を描き落ちるショルダーライン、適度なバストのゆとりからウエストに向かってなだからにシェイプは凛として優雅な印象を与えます。



直線と曲線の調和が保たれたラペルロールからフロントカットに繋がるラインの美しさがフィレンツェモデルの特徴です。


Tamaya KUNITACHI


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